“Christ has no body now but yours. No hands, no feet on earth but yours. Yours are the eyes through which he looks compassion on this world. Yours are the feet with which he walks to do good. Yours are the hands through which he blesses all the world. Yours are the hands, yours are the feet, yours are the eyes, you are his body. Christ has no body now on earth but yours.” 

― Teresa of Avila 


きっと、忘れることのないこの年。 


起こることは決められないとしても、

起こった日々に何を見、何を覚えているかはわたしが決めること。 


それなら、わたしは、

わたしの中から美しい祈りの歌が生み出された、あの瞬間を覚えていたいと願います。 


一点の陰りない音とともに、わたしの命が光に還るあの感覚を覚えていたい。 


「声」は 神さまへと祈りを届けるための楽器から鳴り響く「おと」 という意味を持ちます。


 神さまは声を持たない。

 だから、わたしの声を使ってあなたに、あなたの声を使ってわたしに、語りかけ、歌う。 


わたしの声もあなたの声も、神さまの楽器。 

わたしが神さまの楽器となり歌うとき、 その歌は、誰かのための祈りになる。 


祈りは、愛(神)に戻す力を持つもの。 

だから、すべては「誰か」の前でわたしという楽器がそのひとのためだけの祈りを生み出せるよう、神さまが様々な経験を与えてくださるだけのことなのだと、今感じています。


 これは、『mā』のジャケットのために姉が描いてくれた絵。 

2019年1月のわたしです。 


わたしの真ん中に、あなたの真ん中にも、どんなものの真ん中にも、神さまはいます。 

それを忘れず信じ続けることさえできれば、その時には見えなくても必ず見える日がきます。 


この1年わたしの声が神さまの楽器としての役割を手放すことなくいられたのは、

わたしの声を護り続けてくれたあなたがいてくれたから、

そして、祈りを必要としてくれたあなたがいてくれたからです。 


数え切れないほどの大切な出逢いと、数えるほどのかけがえない一生の縁。 


あなたの「声」が、祈りの音に戻る奇跡のような瞬間を見せてくださってありがとう。

 あなたの「声」で、わたしを愛へと戻してくださってありがとう。 


この安らぎとともに、この一年を終えることに感謝して 

最後の日、どうか喜び溢れる1日となりますように。 


愛を込めて。



駒世

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